今日は、ゲーマー院長から素敵なゲームの紹介です。
え~ゲームの前に、こちらのニュースを。
【5月9日 AFP】国連の食糧農業機関FAOは8日、近東と北アフリカで飢餓が拡大しており、5200万人以上が栄養不足になっていると発表した。FAOは、「2011年以降、紛争と長期化する危機が拡散・悪化しており、同地域での飢餓撲滅キャンペーンが脅かされている」と述べた。(中略)イエメンでは4年にわたる内戦で多くの民間人を含む数万人が死亡。国連はイエメンの状況を「世界最悪の人道危機」と呼んでいる。(後略)
「世界最悪の人道危機」ですよ。
ちょっともう字面から状況が想像できない。
みなさんに紹介するのは、そんなアフリカの現実を体験できる素敵ゲームでございます。
トップ画面はこちら。
ゲーム画面はこちら。
1ターンは1年。
左上のアイコンをクリックして、農作物を植えたり家畜を購入できます。
人をクリックすると、健康状態が表示されて、薬を購入したり、子供を作ったりできます。
右上の「次のターン」ボタンを押せば1年が経過して結果が表示されます。
ゲームはこの繰り返しで進行していきます。
プレイの目標は、心ある政治家の庇護を得て、農作物の保険を確保すること。
やってみるとわかりますが、かなりの無理ゲーに仕上がっています。
荒れ地を緑に変えるぞー、と張り切ってやってみても…
干ばつで農作物は全滅し、戦争で家を焼かれ、国の経済は破綻し、ゲリラに襲われ…
などなど悲しくなる事ばかり。
なかなかお金は増えません。
そして病気。薬代の為に娘を町に働きにやり、ほんの少しの現金を得ます。
(娘が何をしているのかは不明。二度と村には戻ってきません)
子供は貴重な労働力。母ちゃん頑張れ!産めよ増やせよ!で頑張りますが…
病気で死んだり、町に行ったり、次第に何番目の子供だったか分からなくなります。
そしていつしか、母ちゃんも年を取り、妊娠できなくなります。
最後の子供が病気で死に、父ちゃんは考えるのを止める…という経験ができます。
もちろん、悪いイベントばかりじゃないですよ。
外国企業に有害廃棄物の投棄を許可すれば、ちょっとだけお金がもらえます。
病気になりやすくなるので、あまり推奨できませんが…
未来の健康より、目先の金!な判断が必要な事もありますもんね。
一家の未来を明るくしてくれるのが、麻薬栽培。
これはマジで金になる。
家畜や耕作機械を買ったり、井戸を掘ったりできます。
道義的には問題ありますが、ゲーム上ではペナルティはありません。
相当に厳しい道のりですが、この画面を見ることが出来ればクリアは目前。
子供を学校に通わせることも出来ます。
病院にも行けます。
ゲリラに襲われることもありません。
私、43年でクリアしました。
もうね、感涙。
家族が死なない喜びwww
子供を学校に通わせる充実感!
とうちゃんがんばったぞ!などと思えます。
みなさんも、アフリカの現実を体験しながら、クリアを目指して見て下さいね!
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大谷 ゆか (木曜日, 27 6月 2019 23:05)
何とも壮大かつ感動するゲームですね✨ こんなゲーム初めて知りました!
生きることは、多くの学びを得るためだと最近強く思う様になりました
いつか、先生のお好きなダンスについても教えて下さい。楽しみにしてます(●︎´▽︎`●︎)
院長 (金曜日, 28 6月 2019 16:22)
開始画面に「A thought-provoking simulation」って出ますでしょ。
考えさせられるゲームって意味なんですけど、ホントに社会派ゲームです。
爽快感はないですし、英語のみなのがアレですけど。オススメ。